ただのお洒落で綺麗なゲイ映画か、と思っていたら、終盤畳み掛けるように、胸に刺さるセリフやシーンの数々が。エリオのご両親がとても素敵。
あるシーンを境にオリヴァーが急に自信なさげな表情になるので、なんだか観ているこっちまで揺らいだ。し、エリオが儚く脆くて、危なっかしくて目が離せない。エリオとオリヴァー、彼らの関係をなんと呼ぶのかはわからないけれど、夏の終わりを待つしかなかった2人の切なさを、最後の一秒まで堪能できました。
とにかくすべてが美しい。最後まで。
Later, later, later. 彼だけに今すぐに。そんな人に出会える夏ってまだあるだろうか。
間違いなく、私の中で2018年のベストフィルム。