君の名前で僕を呼んでのyyyのレビュー・感想・評価

戸惑い、嫉妬、欲望、喜び、悲しみ、気遣い、そして様々な形の愛情…

派手な動きや過剰なセリフがないからこそ、登場人物のふとした言葉、目線、唇、指先まで、その時々の彼ら彼女らの心が繊細かつはっきりと映し出されている。

たとえそのあとにどんな深い悲しみがあろうとも、こんなに必死に誰かを欲して一体になりたくてそばにいられるだけで喜び溢れるような恋ができることは、幸せだと思った。