かなり遅れて近くの映画館にやってきた本作を鑑賞しました
まずもって北イタリアというロケーションが素晴らしすぎます。自然と歴史の中にある生活に憧れてしまいます。ローマとフィレンツェには行ったことがあるけどまたあれとも全然違う。
そして、音楽がまた最高。全ての音が自然やストーリー、そして彼らを支えている。文句のつけようがありません。
だけど、なんといってもエリオとオリヴァーの2人の存在ですよね。官能的ってこういうことを言うんだと思います。特にエリオのエモさといったらちょっと奇跡的なレベルだと思います。
LGBT的なくだらないあれこれを完全に忘れてしまうくらいにリアルな切なさでやられました。自分が失恋したときとまったく同じ感情が完全に再現されたかのようで、、そしてお父さんのエリオへの語りで涙がポロリと出ました。
とにかく野性的で知的で官能的で詩的なお話でした。