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君の名前で僕を呼んでのiceblueのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
3.8
まばゆいばかりに煌めくモチーフの数々にひきこまれそうな自分。あまりにも美しく彩られた恋の描写に少し戸惑う。それはあくまで映画的なデコレーションであって、本当に好きになってしまった人への想いをかみしめる…私はこの映画をそんな風に捉えたい。
 
無駄に過ごした時間への悔いや、駅での立ち去りがたい気持ち。抑えていたものが静かに込み上げる暖炉のシーン。
主人公の心情の表現の方に気持ちが動かされる。
 
恋の感情に性別は関係無いけれど、まだまだ世間では許されない恋だったという点で、大切な想いにどう決着をつけるのか、その葛藤は自分の想像を上回る。
そしてこの印象的なタイトル。ああ、そういう想いだったのかと胸に残る。
 
……
ジョン・アダムスの‘ハレルヤ・ジャンクション’とても気に入りました。
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