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君の名前で僕を呼んでのlgKaoringのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
4.6
心を揺さぶられた。
いまだに胸が痛い。

こんなにも美しい物語があるだろうか。
風景も主役2人も美し過ぎる。

特にティモシー・シャラメがいい。
中性的な顔とまだ少年の様な華奢な体つきが、役にピッタリはまっていた。

ひと夏の経験。
最初の方はオリヴァーが何を考えているのかさっぱり分からずモヤモヤしていたが、実はエリオに惹かれていたと分かってからはアップが多くなり、感情が読み取れる様に。これは監督の意図なのか。

彼らにとっては、同性だろうが異性だろうが関係なかったんだろう。
それを理解したエリオの父親の語りが素晴らしい。心打たれた。

ラスト、夏から冬になって聞いたオリヴァーからの知らせ。
雪の降る窓をバックに、ワンカット長回しのエリオの表情がせつない。

あの夏の2人が懐かしい。
胸が締めつけられる、美しい映画だった。
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