認めます。
ドハマりしました。
最初はなんか良さそうな映画かなと軽い気持ちだったけれど
出し抜かれたとでもいいましょうか、心を掻っ攫われました。
ティモシーシャラメも怖いぐらい美しく、「若者のすべて」のアランドロンのデジャヴかと。。
なんなんだこの若者は。。
浮世離れした家庭環境に、異様なまでに大人びている主人公。
そして、イタリア!夏!裸!短パン!笑
物語は、大学教授の父と翻訳家の上流階級の家で育つ一人息子のエリオが
夏と冬にだけ滞在するイタリアの田舎町の家に、
アメリカから父の仕事の手伝いにきている大学院生のオリヴァーと出会い、
一夏の激しい恋に落ちてしまうという。地味に過激な話。
舞台が80年代なので、ちょっと古めかしい服装でなんか懐かしみもあり、
最後のシーンでエリオが着ているシャツ可愛かった。
古着屋さん行きたくなる映画でもありますね笑
原作では映画以上に卑屈な少年なのですが、映画版は控えめ。
「大切なことは何も知らない。」っていう告白は、自然でこの主人公らしく
そしてお姫様と従者の話をなんどもしてくるところとか
不器用か!!!て突っ込みたくなるぐらい遠まわしの愛の告白w
エリオもオリヴァーも、出会ってお互いを好きになるけれど
「先がない」って言う事を二人とも承知していて、余計に切なくて胸が苦しくなります。
オリヴァーが帰ってしまい、また自分の殻に閉じ籠ろうとするエリオに
父親が語りかけるシーンはほぼ原作と同じセリフで
このセリフを英語で読みたくてペーパーバック買ってしまったぐらい。
あえて感想は深く言いたくはないけれど、みてよかったです。