Canape

君の名前で僕を呼んでのCanapeのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
4.0
出遅れましたが、念願の。機内・字幕なし。ジャケットの青すぎる青空のような眩しすぎる映画でした。なんとなくの恋と本当の恋で全然表情が違うエリオ。誰かに恋をして、その気持ちが止められなくて苦しくてもどかしくて目の前にしたらもう抗えない。本当の恋の相手の前では余裕がなくなって雪崩落ちてしまう感情の迸りと熱が伝わってくる。一瞬一瞬が鮮やかに、そして思ったより濃厚に描かれていて心臓がバクバク。人を好きになるって辛いこともあるけど、本当に素敵なこと。自分の心が痛む陰で、また痛む一つの心。痛む心を包み込む言葉と存在。差し出した手。感じた体温。ずっと覚えておきたいような宝物の時間と瞬間。とめどなく流れ落ちる涙には一つ一つの想い出が詰まっている。決して悪いことじゃない。全てを見届けた時それがまだの人も経験した人も、心がいっぱいになるはず。機内で周りが気になって少し点数低め。字幕付きで静かな部屋でもっとじっくりいつか見ようっと。
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