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君の名前で僕を呼んでのhrt2308のレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
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何と美しい作品だろう。
ジェームズ・アイヴォリーの繊細な脚本の見事なこと。イタリアの田舎の夏、太陽と日陰の静寂、石畳の町、自然の草木、川といった風景が微妙な感情をお互い感じあうアーミー・ハマーとティモシー・シャラメの二人を包んでいるようで観ていて心地いい。

終盤、すべてを見通している父親(マイケル・スタールバーグ)が息子に語りかける言葉の一つ一つが、どれも珠玉の言葉で心を打つ。とても忘れがたいシーンだ。

最後のティモシー・シャラメの表情をずっと撮っているシーンも圧巻。
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