2017年の年末頃スペインにて鑑賞
ただただ、2人の青年のひと夏の愛の物語。
LGBTQ映画なるものにカテゴライズされるような映画って、セクシュアリティに対する主人公自身の中の葛藤とか、家族や周りから承認を得られないこととの戦いとか、そういった内容が盛り込まれることが多い。
でも、この作品は違う。
2人の青年が、お互いだけを見て、持ちあった憧れや嬉しさ、もどかしさ、嫉妬、愛しさ、そういう人を好きになった時に感じる全部の感情が映し出されてる。
美しい小さなイタリアの町で経験した、儚い、短くも大きな恋の物語。
2人の心理的距離感を、画面の中の人物の置き方(奥行きのある斜めか横並びかとか)で表現するのは面白いと思った。
でも、正直なんだか惜しいなという感じ。
小説を先に読んだ自分としては、小説版ほどの物語の丁寧さはあんまり感じなかったかなー
ストーリー構成が急いでる感じというか、、、
小説が良すぎたのか。
映画と小説を比較するのは、ちょっと的はずれかもしれないが。
僕個人としては、脚本と俳優の力量が強かったのではという印象。わからん
ちなみに第2作は創らないで欲しいwww