伊庭

隻眼の虎の伊庭のレビュー・感想・評価

隻眼の虎(2015年製作の映画)
3.5
「隻眼の虎」鑑賞。かつて朝鮮一の猟師と言われた男。息子と住む山では日本軍による虎狩りが行われ、家族を殺された大虎が暴れていた。男は狩りへの協力を求められるが大虎とのある因縁から協力を拒否するが…。
日本軍や、大虎へ復讐を誓う男など最初は人間視点だが、ある地点からそこに大虎の視点が入ってくる。それは一連の出来事が全て人間の傲慢さがもたらしたものなのだと印象づける。
冬の雪山の過酷な状況も緊迫感をもたらし、観ている側も大虎が現れる瞬間、現れた後、全てが終わるまで息を詰めて、息を呑むしかない。
寓話的なとても悲しい物語だった。