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オーシャンズ8のoden8のレビュー・感想・評価

オーシャンズ8(2017年製作の映画)
4.2
アッメイズィング💞

この手の作品の中では、圧倒的な完成度なのでは。続編、リメイク、スピンオフなど成功作品の系譜を受け継いだ作品の難しさ。数々の作品が1度は失敗している中で…。これ程まで艶やかにアップデートしてしまいますかと。

完成されたプロットを如何にアレンジするのか。それは想像する以上に難しいことだと思うの。それは映画が好きなモノ達は、好きであれば好きな程に観る側も観せる側も拘りが色濃くなってしまうから。それが、面白いや楽しいと感じるプロットを崩壊させてしまう大きな原因だと思っていて。そこに誰もが苦汁を舐めさせらているのではないか。特に僕にはその傾向が強い。だって我儘でいたいんだもの、好きモノには💞www

この作品の匠な点は?

主人公を男性から女性に変えた点。男性の危ない華やかさから、女性の強かな華やかさへの変換。それに加えて、品のある艶やかさ。安っぽいお色気とかで色を加えるのではなかった点が、実に好感が持てる。
キャスティングも絶妙で。サンドラ・ブロックさん、ケイト・ブランシェット様、アン・ハサウェイ嬢の美人枠と。その脇を固める個性的な魅力に溢れた実力派の職人枠。それらのバランスが巧み。

女性の華やかさの魅力に欠かせないのがファッション。特にケイト・ブランシェット様のお衣装が、どれも格好良かったの。彼女自身の魅力の強かさを、より際立たせていたのではないか。
それと、ヘレナ·ボナム=カーターさんの奇抜なコーディネート。これも彼女のミステリアスな雰囲気にめちゃくそマッチしていたし。彼女ならではの特異な存在感。僕が大好きなデップ様を彷彿させるのねん。

11→8に的を絞ったのも賢明。各キャラクターの魅力が最大限の効果を発揮出来る数だったのでは。あと、単純に僕は"8"をこよなく愛しているのだぁ〜。
実際には、"8"と銘打っておきながら…過去の作品の兄オーシャンのお仲間や他の協力者がヘルプしてくれるお得感も嬉しいのよねん。
そうそう、過去作品の登場のさせ方と登場せた人物のセンスも好きやったのん。

この作品は、物語の内容と同じぐらいに困難なミッションでありながら。物語の入念に練りに練られ尽くされた計画同様に、確立されたプロットを活かしきった。それも、独自の色を加えて。

だから、僕は彼女達に心を盗まれてしまったのかもしれない。

Cast(役者·キャラ) 4.5
Story(物語) 3.5
Architecture(構成) 4.5
Picture(画) 4.5
Acoustic (音) 4
23-16
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