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オーシャンズ8のtakeachanceのレビュー・感想・評価

オーシャンズ8(2017年製作の映画)
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『オーシャンズ』シリーズ最新作。
ジョージ・クルーニー演じる「オーシャンズ」シリーズの
主人公・ダニー・オーシャンの妹、
デビー・オーシャンが主人公となる、初のリブート版。

監督はもちろんスティーヴン・ソダーバーグ…ではなくて、
ゲイリー・ロスが担当。
ソダーバーグは今回製作総指揮に。

今作はスマートでスタイリッシュなオーシャンズに、
新たにエレガントでゴージャスで
ファッショナブルな要素が追加されたように映った。

『オーシャンズ11』での兄の窃盗の目的の一つは
元妻のテスを今彼のベネディクトから取り戻すことだったが、
今回の妹の窃盗の動機が、
それとは対照的になっているのが面白い。

『12』でのジュリア・ロバーツのオマージュなんだろうけど、
セルフパロディで演じるアン・ハサウェイが楽しい。
神経質で同性の友達もいなく、
ハリウッドでの評判の悪さなど、
彼女の自虐的なシーンもまた演技として組み込まれている。

デビーが5年と(8か月と12日!)いう長い年月の中で
何度もシミュレーションして
立案した計画であることを考えると、
全てが用意周到で完璧になるのは当たり前であって、
細かな修正はあっても、
計画が大きく狂うという展開にはなりにくい。

そうなると、どうしても予定調和になってしまうし、
展開もかなりのご都合主義に感じてしまうのも事実。
脚本の練り直しが必要なのかもしれない。

ダニー・オーシャンは何故どのような理由で亡くなったのか。
そもそも本当に亡くなったのかが
作中では意図的に明確にされていないので、
これは『オーシャンズ9』への伏線になるんだろう。

それにしてもサンドラ・ブロック、
あんな浅野温子みたいな顔だったっけか。
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