鍋レモン

オーシャンズ8の鍋レモンのレビュー・感想・評価

オーシャンズ8(2017年製作の映画)
4.3
⚪概要とあらすじ
犯罪チームの活躍を描いた『オーシャンズ』シリーズの第4弾。

仮出所したデビー・オーシャン(サンドラ・ブロック)は、服役中に考えていた犯罪計画を実行しようとする。それは、ニューヨークで開催される世界最大規模のファッションの祭典メットガラに出席する女優ダフネ・クルーガー(アン・ハサウェイ)が身に着ける1億5,000万ドルの宝石を盗み出すというものだった。デビーは旧知の仲のルー・ミラー(ケイト・ブランシェット)を相棒に、ハッカー、スリ、盗品ディーラーらを集めてチームを結成する...。

⚪キャッチコピーとセリフ
“ターゲットも、ダマしも、史上最強 目撃者は、全世界。”

「さぁ みんな 始めるわよ!!」

⚪感想
ずっとニヤニヤしてしまうぐらいキラキラした作品。

舞台はファッションの祭典「メットガラ」。
本物の「メットガラ」が今年は中止だったから今作を観て、見れた気分になった。

イケメンで知的な男性たちが活躍する作品もいいけど美人で知的な女性が活躍する作品も最高。
お姉様感。憧れてしまうよ。

みんな素敵なんだけど特にデビーとルーの2人が最高すぎて悶えてた。
かっこいいし、綺麗だし、可愛いし、知的だし、好き。好き。好き。2人とも信頼し合ってるし、関係性にキュン。

ケイト・ブランシェット...様って感じ。
こんな完璧な人間いるんかって思うぐらい完璧。普通に貢いじゃうわ。
シャツ着ないでネクタイがエッチ。

サンドラ・ブロックとケイト・ブランシェットは昔も綺麗だけど今の歳を重ねてちょっと妖艶さのある雰囲気がたまらない。アン・ハサウェイは相変わらず目がキラキラでおっきくて表情が可愛い。ヘレナ・ボナム・カーターはちょっと個性的な役が似合う。ドレスのリアーナは美しすぎた。サラ・ポールソンは『それでも夜は明ける』で農園主の奥さんだった人かな。オークワフィナとミンディ・カリングは初めて観たけど素敵。

ファッションがおしゃれ。
ローズがネックレスを見に行った時の黒のスーツっぽい服とか、ルーのスカジャンをスキニーに合わせたスタイル、デビーの白シャツに蝶ネクタイを緩めた姿とか本当最高だった。

メイクがそれぞれの女優さんにあっていて凄い。ちょっと悪い女風の黒濃いめのメイク本当可愛い。
サンドラ・ブロックとケイト・ブランシェットのメイク好き。

マット・デイモンがカメオ出演していたけど公開された時にはカットされてしまったのが悲しい。
それでも本人役としてアナ・ウィンターやキム・カーダシアン、ケイティ・ホームズ、ケンダル・ジェンナーらが居るのが凄い。

ジェームズ・コーデンはめちゃくちゃ司会者感あったけど割と似合ってて笑う。居るだけで面白い。
ちょっとの出演だけどダコタ・ファニングも可愛いかった。

犯罪テクニックの面白さと、それぞれ特技・個性を持った素敵な女性たちが団結して宝石を盗み出すのが最高オブ最高。
わちゃわちゃ感もただの目の保養と精神の癒しでしかない。

冒頭のデビーが香水とか化粧品とか盗んでホテルに泊まる一連のあのシーンだけでもう好きすぎる。
ああ言うの永遠観れてしまう。

内容は上手く行きすぎている気もするけどスカッとしたしみんな綺麗で可愛いからOK。
その分内容もわかりやすい。

銃撃戦がなく血が出ないのでなんかサラッとしていて爽やか。
男たちがみなとことん騙されるのも爽快。

男性版からの比較からは抜け出せないけど社会の動きとして、映画の中では男性に従って動く女性ではなく自らの意思で動いていくかっこいい女性たちが描かれているし、白人の方だけでなく黒人の方やインド系、アジア系のキャストも選ばれている。
しかも難しさがなく「私たちってサイコー!!フゥウウウウ!!」って感じで凄く勇気と元気を貰える。

こういう作品をもっと観たい。



⚪以下ネタバレ



タイトルを『オーシャンズ8』として8人。ここでアン・ハサウェイ演じるダフネはターゲットなのに含むの?ってなってじゃあ実は仲間でした〜とかなのかと思いきや、実は賢い女性だからこっち側に引き入れたって言うオチ。
観る前にダフネがどうなるか凄く気になっていたからいい展開だった。

実はネックレスだけじゃなくて他のものを盗んでいたのにびっくり。

無事に復讐もできて何より。

イエンの登場は嬉しい。
運動神経と体の柔らかさは相変わらず。
ルーベンもそっか。

ダニー・オーシャンはジョージ・クルーニーが卒業宣言しているから今回は死んだことにされているのが悲しい。生き返すことは余裕だろうから普通に続編作って欲しい。

ラストにその後が語られるの好き。

⚪登場人物
・デビー・オーシャンを演じるサンドラ・ブロック(本田貴子)
︰司令塔。

・ルー・ミラーを演じるケイト・ブランシェット(塩田朋子)
︰右腕。

・ダフネ・クルーガーを演じるアン・ハサウェイ(甲斐田裕子)
︰ターゲット。

・アミータを演じるミンディ・カリング(釘宮理恵)
︰ジュエリー職人。

・タミーを演じるサラ・ポールソン(園崎未恵)
︰盗品ディーラー。

・コンスタンスを演じるオークワフィナ(杉浦慶子)
︰凄腕スリ。

・ナインボールを演じるリアーナ(村中知)
︰天才ハッカー。

・ローズ・ワイルを演じるヘレナ・ボナム=カーター(高乃麗)
︰ファッションデザイナー。

⚪鑑賞
金曜ロードショーで鑑賞。
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