料理人のMr. church(エディーマーフィー)と女の子(主人公)とその母親の物語。
エディーマーフィーが「ジャックはしゃべれま1000」以来4年ぶりにスクリーンに帰ってきた作品でもあるらしく、注目されていた。しかし批評家から「マジカルニグロ映画」とされロッテン・トマトのトマトメーターは15%と非常に悪い。だが、オーディエンススコアは79%と高く観客からは好意的な意見が多いようだ。
「マジカルニグロ???ハ?マジカルなマグロ?🐟ナニソレウマイノ?」な状態で鑑賞した僕は正直そんな差別的な内容は微塵も感じなく、ただただ【とてもいい映画】という印象だった。(鑑賞後マジカルニグロについて調べたけど、うーん…)
今作のエディーマーフィーはコメディ色がほぼ皆無な、かなり【真面目】な役を演じている。これがとてもいい。
彼の人柄の良さが滲み出ていて温かく【ホッコリ】安心する。また彼と少女と母親の関係性も良く【ホロり】ともなる。
全編を通して主人公の女の子チャーリーの【語り】が入るのだが、今回の語りはちゃんと劇中の読書のくだりと呼応していたし、作品の雰囲気とあっていて良かった。
またラストも派手さはないがジワーっとくる【いいラスト】だった。
あと、Mr.Churchの調理する【音】と【ジャズ】がとても耳に心地よい。料理してみたくなった。
マディソンウルフ目当てで見たが、それ抜きでも十分にお勧めできる1本。(でも日本未公開…)
言うまでもないが一応付け加えておくと、今作のマディソンも死ぬほど可愛かった。口紅塗った後やるあの動作、唇を「パッ」てやるアレ。めちゃくちゃ可愛かった。