ハリウッド版リングの第3作目。登場人物も一新され、前2作との時系列的な繋がりは無い。
邦画版を意識して原点回帰とのことだが、中身はれっきとした洋ホラー。
邦ホラー特有の寒々しい恐怖描写は少なく、大きい音で観客を驚かせる演出が多い。
呪いのビデオがファイル形式だったり、薄型テレビから登場したり、サマラがしっかり現代に順応しているのが面白い。(次作のサマラはVR映像から実体化してきそう)
特に、あの折れそうな華奢な腕で倒れた薄型テレビを押し上げて登場するパワフルなサマラはめちゃくちゃ不気味で見応えアリ。
後半の急展開は、昨年ヒットした某ホラー映画を彷彿させ、ホラーファンならばニヤリとするはず。
邦画のリングらしい恐ろしさは無いが、良質な洋ホラーでした。