もんてすQ

ザ・リング/リバースのもんてすQのレビュー・感想・評価

ザ・リング/リバース(2016年製作の映画)
1.3
これは悪い意味で凄い

初代の松嶋菜々子版と部分的には似てるトコもあるんだけど、クライマックスでやっちゃいけないことをしている
ホラーに政治的な主張を持ってきたり、そのためのカタルシスをどうこうしようってすると、全部がダサくて安っぽくなっちゃうんだよね

個人的には初代もそんなに怖いって訳じゃなかったけど、一つの作品としては味があってそれなりに良かったっていうか...ずっと続く「絶対に嫌なことが起こるぞ」というジメッとしたイヤな雰囲気を表現できていたとは思う
しかし本作のストーリーといえば、クライマックスのためにあまりにも都合よく物事が進む(しかも尋常じゃないスピード)ので、まるで『カメラを止めるな!』の前半パートみたいなことになってる

キャラクターにも血が通っておらず、ストーリーの進行のために配置されているだけって感じで、何だかビデオゲーム的な印象を受けた(『サイレントヒル』とか)

主人公に不意に起こるフラッシュバックとか観てるとバカみたいな気分になってくる
何もかも説明のしすぎ

何より適当なラストが酷い



監督はよくわかんない人だけど、プロデューサーがMIBとか『レナードの朝』みたいなヒット作を手がけた人だけに、どうしてこうなったって感じ
よくパラマウントみたいなメジャースタジオが配給したよね
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