おこめ

猟奇的な彼女のおこめのレビュー・感想・評価

猟奇的な彼女(2001年製作の映画)
3.7
ラブストーリーとしては良き方なのでは

ツッコミ所が多いのは事実

彼に対する彼女の振る舞いの裏側にある真実。でもそこが明らかにされてもしっくりは来ないよね笑 だったら元々そうゆう人という設定の方がいいし、単に人として嫌なやつじゃんと冷静に考えたらなるし笑

キョヌのスタンスもかなり中途半端に見えるのは否めない。なぜ彼女と繋がり続けるのか、そこの動機付けがほぼ無いのよね。

彼の童貞感がもっと強ければ"されるがまま"のスタンスも理解出来るんだけど、ちょっとそこがイマイチだったかな

あとは彼と彼女が徐々に近付いていくイベントを絞っても良かったのでは。

彼のナレーションの意味を作家として書いた物語の経緯を説明しているとして説得力を持たせているけど、なら、その演出を活かしてラストに粋なシーン作っても良かったんじゃないかなぁとも思った。

前半で出てくるハンカチも、そのまま彼女にあげてさ、クライマックスのタイムカプセル埋めるシーンでまだそのハンカチを大切に使ってたとかで使ったらさ、彼女のキャラクターに厚みが増したりしたと思うけどなぁ、、とか

彼女の映画脚本を書いているというサブストーリーの活かし方も、ちょっと当て付けというか上辺だけだなぁとか

キョヌと彼女のすれ違いシーンも、ちょっとやり過ぎだな

ただ、、

キャラクターが立ってるのは間違いないし、クライマックスからラストにかけての物語の積み上げ方は悪くないと思う。説明台詞は多いけども。

さすが大ヒット作
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