ジョジー

くるみ割り人形と秘密の王国のジョジーのレビュー・感想・評価

3.8
いつもそんなこと言ってる気がしますが、「くるみ割り人形」ってどんな物語だったっけ?という状態で、キャストとファンタジーな予告編に惹かれて観に行ってきました♪
冒頭、ロンドンの街を飛ぶ鳥目線でのカメラワークは前方の席だったので3Dで観たら気持ち良さそうだったなぁ(2Dしか上映ないけど^^;)。
父、姉、弟と暮らすクララ。一番の理解者である母が亡くなり、部屋に引きこもることが多くなった彼女。亡き母の想いが込められたクリスマスプレゼントを贈られ、それがきっかけで秘密の王国に迷い込みます。
セットや衣装、映像の美しさもさることながら、クララを演じるマッケンジー・フォイちゃんが可愛くて凛々しかったな。シュガー・プラムを演じるキーラ・ナイトレイは年を重ねても、あのちょっと癖のある笑顔がキュートですし。
マザー・ジンジャーを演じるヘレン・ミレン様の立ち回りを観ることもできたし、モーガン・フリーマンは謎を握るキーマンとしてしっかり映画を締めてくれてます。そして、国でただひとりの“くるみ割り人形”フィリップを演じたジェイデン・フォウォラ=ナイト君はクララをずっと守ってくれて頼もしかったな。
チャイコフスキーの名作バレエということもあって、有名ダンサーのダンスシーンもありますよ。いつもはバレエのバの字も知らない私だけど、さすがに美しいなぁって思いました。セルゲイ・ポルーニンも出演してたんですね。
ポスターにも書いてますが、「クララ、見かけに惑わされるな」、これに尽きるかな。彼女の冒険と成長の物語。何を取っても目を奪われる美しさで、仕事の疲れも癒えました。クリスマスシーズンにちょうどいい映画ですね。

余談ですが、別世界に迷いこんでしまう辺りで、個人的には『ナルニア国物語』とかぶるところがありました。誰が善人で悪人なのかとか、ネズミちゃんも活躍するし(ちょっと違うけど^^;)。
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