「ディズニーの魔法が作り出す上質なおとぎ話」
くるみ割り人形自体の知識は全く知らない状態で臨みました。
あまり評価が良くなかったので不安はありましたが、観てみると素直に楽しました。きっと評価が悪い方はストーリーの部分を指摘するのかなと思うのですが、たしかにストーリーに強いメッセージがあったり、深いヒューマンドラマがある類のもでのはありませんでした。ある種おとぎ話を観ているかのようなシンプルなお話で主人公のクララが不思議な世界に迷い込んでひと周り成長り成長するという冒険モノです。
この作品良さはおとぎ話のようなファンタジーな世界観をディズニーの表現力により作り出している事にあると思います。きっと10年前だとアニメなどでないと実現できなかったであろうファンタジーで美しい世界がそこに広がっています。
そしてその世界を表現するであろう「衣装」「美術」のディテールはさすがのディズニーです。本当にどのカットも美しい世界で現実的な部分は一切ないです。最初のロンドンの街並みでさえ、ディズニーのつく出すファンタジーの世界に浸れます。
それともう一つの魅力は主人公であるクララを演じるマッケンジー・フォイですね。もう可愛いすぎる彼女の色んな表情や衣装が惜しげもなく、披露されるので彼女の魅力だけで映画代の元が取れると思ったくらいです。
きっと女性ならプリンセスの可愛さや衣装に魅了されると思いますが、男性も美しい彼女に心奪われてしまうでしょう。
カップルや家族など万人が楽しめる作品です。
ただ意外性のある脚本や深いヒューマンドラマがお望みの方は回避かもしれませんが、頭を空にしつつ楽しめるディズニーのファンタジーの世界を楽しめる方にはオススメです！
