【「パルプ・フィクション」の原点ここにあり!タランティーノ監督、衝撃のデビュー作!】
宝石強奪のために集められた素性は知らない、お互いを色で呼び合う6人の強盗達が、警察に突入され自分たちの中に潜入した警察の犬を探すお話。
当時28歳でレンタルビデオ屋の店員だったタランティーノ監督が、自ら書いた『トゥルー・ロマンス』の脚本を売り、3万ドルの低予算で作られた監督デビュー作。
無性に観たくなって、めちゃくちゃ久しぶりに鑑賞。
改めて観ると、タランティーノ映画はこのデビュー作『レザボア・ドッグス』で、ほぼ完成されてしまっていると言っていいくらい素晴らしい。
続く作品も全て、表現や題材は違えどやっている事は同じ。
最近、面白いな、引き込まれるな、と思う映画はどれも編集が巧みで、この映画も編集が生み出すリズム感が抜群で、加えてセンス良すぎなオールディーズの音楽が、先の読めない物語を彩る。
今までタランティーノ作品を観てあまり感じなかったけど、ワンシーンワンシーンの構図がめちゃくちゃ考えられていて、確かにこれだけ絶賛され評価されるのも納得出来る。
近作は長尺な作品が多いから、またコンパクトでまとまった作品を是非スクリーンで観てみたい。