U-NEXTにて。これまた久しぶりの再見 & レビュー書き込み。
とっくの昔にレビューの書き込みをしていると思っていたが、昨日 Twitterでフォローさせて頂いている方とやり取りしていて、まだレビューを書き込んでいないことに気が付いたので、この機に再見 そしてレビューを。
文句なしにめちゃめちゃクォリティが高いタランティーノのデビュー作。同時にタランティーノがいかに凄い映画オタクであったかを、既にプンプン匂わせるデビュー作でもある。
セリフ、音楽、カメラワーク、カット割り、ドラマ構成、独特なセンスやスタイリッシュさ…などなど、どれをとっても とてもデビュー作とは思えぬ完成度の高さで、何度観ても驚かされる。最初 ド肝を抜かれた血生臭さにはもう慣れてしまったが…(笑)
いきなりマドンナの「Like A Virgin」に関する ホントにしょうもない下ネタ話から始まる入り方は、音楽に例えるならば まるでBeatlesの「Can't Buy Me Love」や「No Reply」のようにイントロなしでいきなり曲が始まるような衝撃度…(笑)
映画館で『パルプ・フィクション』を観たのが自分自身にとっての初の“タランティーノ経験”であり、このデビュー作は後にビデオ化されてからだったと記憶するが、どちらもクォリティが高かったので、あの当時はまさかこの両作品が彼のデビュー作と2本目の作品だとは微塵も思わなかったような。いやいや、素晴らしい。
次作の『スタートレック』をもって監督業の引退すると公言しているが、出来ればもう一度初心に帰り低予算で珠玉の逸品をもう一作作って欲しいな。