時系列ばらばらクライム良いな〜。展開的にも『現金に体を張れ』を思い出した。
タランティーノ監督の会話劇って特殊というか、まったく本筋に関係ないことを話していることが多い気がする。会話の内容を理解している人からすると、さらに面白いのかな。なんとなくお洒落な言い回ししてるんだろうな〜ぐらいしか分からない。
有名な拷問のシーン怖い。こちら側から見ても、サイコパスに思えたよ。計画の裏切り者の正体についてはそれぞれのキャラクターの視点、解釈から、言い分が語られるので、『羅生門』のような雰囲気も感じられた。
こういう男達が疑心暗鬼になって、堕ちていく感じは犯罪映画の醍醐味だと思う。それでも、なんとなく爽やかに感じたのはミスター・ホワイトのミスター・オレンジの友情も描かれているからか。
[2021年 148本目]