トムヤムくん

レザボア・ドッグスのトムヤムくんのレビュー・感想・評価

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)
4.2
宝石店の襲撃に失敗した強盗たちが、仲間に裏切り者がいるのではないかと不信感を募らせていく…😎

クエンティン・タランティーノ監督の長編デビュー作であり、彼の名を一躍世に広めた名作として知られる本作。

小洒落た音楽、お揃いのスーツの男たち、ダラダラと繰り広げられる無意味な会話、オープニングからセンス抜群。

この頃からバイオレンスとスタイリッシュさを兼ね備えていて、その後のタラちゃんの片鱗が見え隠れする。これでも入門編と呼ばれているのが信じられない。

本作は、内容のほとんどが「倉庫での会話劇」と「回想シーン」で構成されており、これといって派手な展開がないにも関わらず、途切れることのない緊張感と会話でひたすらに面白い。個人的には『パルプ・フィクション』よりこっちの方が好き。