噛む力がまるでない

レザボア・ドッグスの噛む力がまるでないのレビュー・感想・評価

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)
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ふと観たくなって十何年ぶりに。やっぱ、うん、面白いすね。

「誰が警察の犬なのか」を軸に、それぞれの人物や関係性の掘り下げを着々と見せて、クライマックスの軋みへ高めていく構成のうまさ。全員がプロらしくない終わりなのがまた悲惨。でも、それがいい。
途中のラジオをかける長回し。会話劇でのこういうちょっとした演出が大事なのだ。

てらさわホークさんのモノマネのせいでハーヴェイ・カイテルの泣きは笑ってしまう羽目に。