黒いスーツに身を包んだ、悪そうな男たちが、カフェで下らない話をしている。
彼らはふと立ち上がり、車へと向かう。そしてLittle Green Bag がかかりオープニングへ。
ここまでの流れが最高にカッコよくて、それだけでも観る価値あると思う。
映画のほとんどをキャラ同士の会話で埋めていて、そんな彼らのセリフにはすごく血が通っている。それが彼らをすごく魅力的にしているように感じた。
ホワイトやオレンジなどといった色を使ったコードネーム、あえて時系列をバラバラにする演出、独特のカメラワーク、クレイジーなキャラとインパクトあるバイオレンス描写の数々。
とにかく、カッコいい！と思わせ、観る者をつよく惹きつける要素がたくさん散りばめられている。
最後のシーン。もはやタランティーノ映画の様式美ともいえる。タランティーノ流の仁義の形なのか。
これが、初めてのタランティーノ作品。他のも観て、彼の魅力を理解していきたいな、と思える作品でした。
