トランスマスター

レザボア・ドッグスのトランスマスターのレビュー・感想・評価

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)
4.0
#157 2回目の視聴

宝石強盗を終えたギャングが集合場所の倉庫に集合し、メンバーの中にいる裏切者をあぶりだす心理劇。ギャングプロジェクトの過程やLAPD潜入捜査官の練習など見どころ満載。何といってもタランティーノしかできない[雑談]シーンは冒頭の歌詞の解釈から飛ばしています。

◆良い点・注目ポイント
・一番インパクトがあるのはブロンドのいかれっぷり、ウエスタンブーツの中に忍ばせたカミソリを持ちながら踊っているシーンは完全にサイコパス。そのあとの≪もしもし≫も初めて見たときは衝撃的でした。
・三谷幸喜監督のように他の作品にもおなじみのキャストが再登場するのもドリフ世代としてはそのワンパーンな感じが安心します。
・ギャングのボスと息子が血縁関係なのでおそらくイタリア系のマフィアだと思うのですが、行動様式がヤクザです。

◆改善点
・特になし。

◆総括
・一番好きなシーンは、ダイナーでのチップ払えのもめごとのシーン。あれだけで話を広げられるタランティーノはすごいと思います。
私は『パルプフィクション』を劇場で見てタランティーノを知ったので今作を劇場で見れず(初回はVHSで見ました。)今作を劇場で観た方の映画嗅覚をリスペクトします。

-2019年157本目-