課長とヒロシ

レザボア・ドッグスの課長とヒロシのレビュー・感想・評価

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)
4.6
ヒロシ(以下ヒ):もはや有名すぎて特に語ることもないクエンティン・タランティーノ監督の商業映画デビュー作。僅か三時間半で書き上げた脚本を基にした自主制作映画に目を止めたハーヴェイ・カイテルさんが自ら支援を申し出、制作総指揮を務めてハリウッドでリメイクした作品。主演のカイテルさんの他にも、スティーヴ・ブシェミさん、ティム・ロスさん、そしてマイケル・マドセンさんと若手俳優のホープが多数参加しました!

課長(以下課):時系列が目まぐるしく変わるなかでも本筋を見失わないストーリー展開、クライムアクションなのに敢えて引きの画面で演者の顔を見せないカメラワーク、「いちいちカッコいい」ファッション、音楽そしてガンアクションと映画的多幸感に包まれた作品だ

ヒ:冒頭に延々と卑猥な話をした後、「じゃあ行くか!」みたいな感じで立ち上がり、オープニングテーマ「little green bug」をバックに白シャツ&黒ネクタイ、黒のジャケットにサングラスで歩き出す6人と、もうこれだけでもお腹いっぱいですよねー(笑)

課:タイトルの「レザボア・ドッグス」の意味には諸説あるが、「カッコいい親父たち」に一票入れたい感じだな!ブシェミの全力逃走からのありえない速度での銃連射、ロスのヒステリー、そしてマドセンのサイコも良いが、やっぱりハーヴェイ・カイテルだなー!妙にデカく感じるS&Wを構えての「直立だち」、2丁拳銃での連射など見どころたっぷりだ!

ヒ:今見るといろいろ際どいセリフもありますが、まだ20代のタランティーノ監督の若さと野心、そして圧倒的なセンスに溢れた作品。タランティーノ伝説を語るうえでは外せませんよー!(笑)

ストーリー 4
キャラクター5
世界観   5
演出・演技 4
音楽    5
ライク・ア・ヴァージンの考察はマドンナから直接クレームがきたらしい(笑)度99
課長とヒロシ

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