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メイキング・オブ・帝国の逆襲のMASAYAのレビュー・感想・評価

3.4
1980年に作られた『帝国の逆襲』の特撮の裏側などを見ることができるドキュメンタリー映画です。

『メイキング・オブ・スター・ウォーズ』でも書きましたが、1983年に上記作品とLaser-Discでカップリング販売され、95年にこれまたLDで再販された作品が2011年に発売されたコンプリート・サーガ国内盤ブルーレイBOXの9枚目のディスク(特典DISC-3)に収録されていたため鑑賞。

本作ではルーク役のマーク・ハミルの解説入りで帝国の逆襲の魅力が語られています。

『帝国の逆襲』での大きな戦いと言えばホスの戦いですが、戦闘シーンで反乱軍を演じたのはノルウェーの山岳救助隊だったんですね。外国人の兵士たちを相手に演技指導班も悪戦苦闘している様子が少々滑稽でした。

あとAT-ATの動き方は象の歩き方を参考に作られているなんていうエピソードもなかなか興味深いです。

まあでも何と言っても一番注目すべき撮影シーンはミレニアムファルコンの特撮シーンですね。

直径18メートル重さ34トンものミレニアム・ファルコンがロンドンのEMIエルストリー撮影所に作られたのです。これに実際に搭乗して揺らして撮影してればリアルになりますよね。
他にもシチュエーションごとに使い分けできるよう長さ1.2メートル、60センチ、12センチ、最小のものになると5センチのミレニアム・ファルコンまで用意されていたようです。
ちなみにもっとも困難だったのは小惑星群突破シーンの特撮だったと語られています。

また『スター・ウォーズ』が宇宙映画としてどういう意義があるかというテーマにも触れられているのですが、『月世界旅行』『2001年宇宙の旅』『未知との遭遇』といった作品を挙げられており、歴史と進歩、それぞれの位置づけを学ぶことができました。自分は『2001年宇宙の旅』しか観たことないので他作品も観たくなりました。

全体的にまあまあ面白かったのですが、欲を言えばエグゼクター級スーパー・スター・デストロイヤーの特撮シーンを見たかったですね。
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