このレビューはネタバレを含みます
この映画の監督、コーエン兄弟は結構好き。
あまり「大作」を撮らないことでも有名。スポンサーの圧力が嫌なのかな?
とにかくストーリーは重厚だし、CGに頼っているわけでもない。
いい意味で「アメリカ」らしくない監督。
コーエン兄弟は、世の中の不条理みたいなものを描かせたら凄い。今回も「復讐劇」なんだけど、復讐する側、される側が両方とも一生残るくらいのダメージを負うことになる。だから、「水戸黄門」みたいな「後味さわやか」な映画を期待してはいけない。そしてそれは、コーエン兄弟が「B級映画」ばかり作る理由にもなってると思う。こんな映画、女性や子供にウケるはずない。
個人的には今回の映画は好き。でも「ノーカントリー」はあまり好きになれなかったな…。