ちろる

トゥルー・グリットのちろるのレビュー・感想・評価

トゥルー・グリット(2010年製作の映画)
3.7
ペーパームーン、レオン、ローガン、ビューティフルデイなど、おじさんと少女の組み合わせは映画作品においてとてもウケが良い。
そんなおっさんと少女シリーズをコーエン兄弟が描いた本作。
14歳のヒロインは殺された父親の仇を討つという構図で行けば、比較的レオンが近いのだけどあのマチルダの様な少女っぽさというのは最小限に削ぎ落とされて、とにかくこの少女はたくましくて勝気。
いつでも大人顔負けの言葉でギャフンと言わせてしまうので可愛げがないタイプなのかもしれない。
老いぼれた保安官と、テキサスレンジャーという2種類の全く違うタイプのおっさんが、各々の目的のために少女の仇に参加するのだが・・・
ジェフ ブリッジス演じるルースターも、マット ディロン演じるコグバーンのおっさん2人のそれぞれ癖が強くて始めの印象からどんどん変化していくところもいい。
展開も予想しにくいありがちなものでなくご都合主義でも無いきちんとしたプロットの人間ドラマ。
ジョン ウェインのオリジナルは観たことはないのだけど、コーエン兄弟にしてはほぼおふざけ無しのブラックユーモア控えめなこの仕上がりは、オリジナルへのリスペクトがあるからなのかな?