スギノイチ

恐怖女子高校 アニマル同級生のスギノイチのレビュー・感想・評価

2.5
元々、このシリーズは永井豪の『ハレンチ学園』や『おいら女蛮』的な要素を強く感じる所があったが、本作は最もその傾向が強いと言えるだろう。
敵役として登場する「ムチ使いのノッポの女教師」なんて、完全に永井漫画の登場人物だ。
他にも、傘一本で数十人のジャージ軍団を倒していく池令子など、大分ポップな雰囲気になっている。
「アニマル同級生」が誰の事を指しているのかはよくわからない。

悪役はシリーズ3度目の金子信雄。
例によって女生徒を犯す。これはもう様式美である。
「処女を頂く約束が無くて、女学園の経営なぞやってられるか!」という素晴らしき最低発言も。
ラストは例によって下半身スキャンダルによって失脚するのだが、記念式典の装飾を剥すと葬式に早変わりするのがちょっと面白かった。
「こんな汚れたセーラー服、返してやるよ!」と乳丸出しで制服を燃やす池令子のサービス精神に救われる。
スギノイチ

スギノイチ