Masato

ローガン・ラッキーのMasatoのレビュー・感想・評価

ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)
3.9

「オーシャンズ11〜13」のソダーバーグ監督作品

ソダーバーグ監督が強盗映画をやるとなると、オーシャンズみたいなやつか?と頭をよぎる。オーシャンズの系譜を踏襲しながらも、今回はド田舎に暮らす運もツキもない兄弟が主人公という全く逆のテイストの映画。
流石、コンゲームというジャンルを固めた監督の手腕が光り、見事にスカッとする痛快な映画となっていた。

映画全体がオフビートなノリで、全編にわたってシュールでクスッと笑える要素が散りばめられている。それに合わせて、主人公たちもオフビートな動きをするので面白い。
オフビートというと、どこかテンポが悪く聞こえるかもしれないが、トントンと話が進みあっという間に決行日になる。主人公たちが少々トンチンカンなので、失敗するじゃないかとハラハラして面白い。
そして、終盤には誰でも知ってる名曲が流れて、そこが本当に泣けます。実は良き父親になるために奮起する家族ドラマでもあります。

さらに、段々とコンゲームの醍醐味、「騙し」のネタが明らかになってくる。見ていて、こんなに笑顔で終わるとは思っていなかった。

ダニエルクレイグ・チャニングテイタム・アダムドライバー。素晴らしい。そして、ライリーキーオとヒラリースワンク素晴らしい。テイタムと同じくらいに輝いてたのは子役のファラーマッケンジー。

一見の価値アリ。
オーシャンズ好きな人は特におすすめ。
Masato

Masato