Garu

ローガン・ラッキーのGaruのレビュー・感想・評価

ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)
4.1
監督復帰作(?)

まずチャニング・テイタムさんとアダム・ドライバーさんの兄弟が最高。
2人共「ヌボー感」が抜群に似合う。
そしてダニエル・クレイグさんがまた負けじと良い。ボンド感引きずるかなぁと思っていたが全然大丈夫だった。
あとヒラリー・スワンクさん贅沢使いだ。

そしてソダーバーグ監督が、何かのジャンルに傾きそうな展開なのにうまくバランスをとり、得意の社会風刺のような事もふまえつつ、見事に仕上げていた。
映画としての作りの上手さは流石な感じで、集中して楽しめる。

都合が良いと思えたりする展開もするが、そもそもそれほどシリアステイストなノリではないし、むしろ全体の感じを大事にしていた。

どこか弱者であり田舎者の切なさのような雰囲気が最後まであり、そのあたりの要素で同じような展開だが個人的に監督の「オーシャンズ」シリーズより本作の方がずっと好きだ。
イケイケ「オーシャンズ」より「ヌボー兄弟」に泣かされる。
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