2017年”Logan Lucky”。ローガン家の不幸にまつわる犯罪エンターティンメント。いわゆるラストベルト地域を舞台にし、登場人物もモロにトランプ支持者層って感じ。その中でも勝ち組／負け組があって、ローガン家とバング家は完全に負け続けている野郎たち。医療保険にも入れず、電話代も払っていない。歌2曲が象徴する、回帰と一体化。「アメリカ」「カントリーロード」。冴えない状況でも、くさらず分断せずキレずに、冷静に作戦を考え、一つ一つ実行する。アクシデントに備えてセカンドプランを用意する。引き際が肝心。ダニエル・クレイグは英国訛りを隠すためか、変なアメリカ英語をしゃべっている。ゆったりしたオーシャンズとも言えるが、明るいディアハンターという感じもする。
