てっぺい

アンチャーテッドのてっぺいのレビュー・感想・評価

アンチャーテッド(2022年製作の映画)
3.5
【開始5秒で手汗をかく映画】
冒頭から圧巻のど迫力映像。スパイダーマンとは一味違うトム・ホランドのド派手アクションはワクワク満載。シリーズ化の匂いもプンプン、ゲームやアクション好きには必見の一本。

◆トリビア
○当初、主演がマーク・ウォールバーグ、監督はデヴィッド・O・ラッセル(代表作「アメリカン・ハッスル」)で進行していたが、原作からかけ離れた脚本にスタジオが難色を示し、主演と監督が交代となった。(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/アンチャーテッド_(映画))
○原作のゲームシリーズは、2007年の第1弾発売以降、全世界のシリーズ累計売上数4170万本を超え、2009年にはゲーム界のアカデミー賞とも呼ばれる“AIASゲーム・オブ・ザ・イヤー”を受賞。(https://www.uncharted-movie.jp/)
○マーク・ウォールバーグは役作りのため、「インディ・ジョーンズ」シリーズ全作を鑑賞。ハリソン・フォードの口癖が移り、撮影時に監督に怒られた。(https://theriver.jp/uncharted-wahlberg-interview/)
○トム・ホランドは本作の撮影で足に彼史上最大級のアザができた。(https://eiga.com/movie/95975/special/)
○トム・ホランドはバーテンダーの役作りのため、実際にバーで一時期働いた。(https://theriver.jp/uncharted-holland-interview/)
○ トム・ホランドは、『アンチャーテッド』以外のゲームで映画化を望むものはと聞かれ『ジャック×ダクスター』をA24(ミッドサマーを世に送り出した映画配給会社)で、と答えた。その企画は実は進行中。(https://theriver.jp/tom-holland-dream-game-adaptation/ )

◆関連作品
○「トゥームレイダー ファースト・ミッション」('18)(ゲームが原作のトレジャーハンター映画。プライムビデオ配信中)
○「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」('18)(ゲームの世界に入って巻き起こるアドベンチャー。プライムビデオ配信中)
○「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」('81)(インディ・ジョーンズシリーズの第一作。Netflix配信中)

◆概要
トレジャーハンターが伝説の秘宝や古代都市の謎に挑む人気アクションアドベンチャーゲーム「アンチャーテッド」シリーズの実写映画化。
【監督】
「ヴェノム」ルーベン・フライシャー
【出演】
「スパイダーマン」シリーズ トム・ホランド
「トランスフォーマー」シリーズ マーク・ウォールバーグ
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」アントニオ・バンデラス
【公開】2022年2月18日(日米同時公開)
【上映時間】116分

◆ストーリー
ニューヨークでバーテンダーとして働くネイトは、器用な手さばきを見込まれ、トレジャーハンターのサリーから、50億ドルの財宝を一緒に探さないかとスカウトされる。ネイトは、消息を絶った兄のことをサリーが知っていたことから、トレジャーハンターになることを決意する。同じく財宝を狙う組織との争奪戦の末に、手がかりとなるゴールドの十字架を手にしたネイトとサリーは、500年前に消えたとされる幻の海賊船へとたどり着くが……。


◆以下ネタバレ


◆ゲーム感覚
オープニングの、PlayStationのクレジットにキャラがいくつも登場するのがまるでマーベル。これからMCUのように、プレステのゲームキャラが映画でユニバースしていく予感がしてワクワク。本編も、街中のありえないところに鍵穴があったり(教会の中はまだしも、バーの中て笑)、見つけた巨大なツボからまた新しい地図が出てくるあたり、ゲームをしている時のあのワクワク感にドンピシャ共通していたと思う。アンチャーテッドというゲームは未経験なのだけど、ミドルクレジットで(ここもマーベルっぽい笑)、サリーがヒゲを蓄えていたのが本キャラのビジュアルのようで、つまり本作は序章という扱いか。本作で大コケしない限り次作があると思うので、次作ではもっとゲームの世界に寄せた、さらに壮大な世界観の映画を作ってくれると期待してます。

◆アクション
スタート5秒で手汗をかく、トム・ホランドの空中アクション。ヘリから吊り下げられた貨物を行き来しながら敵を蹴散らすなんて想像を絶するし、ヘリから車ではねられるってどんだけレベルだけど、しっかりドキドキさせてもらいました。ヘリから吊るされた海賊船でのアクションも見たこともない。「トップガン」のトム・クルーズを彷彿とさせる、トム・ホランドの肉体美のシーン満載でしたが、それに見合うだけのド派手なアクションシーンは、スパイダーマンに見るVFXものとはまた一味違う生身のもので、ドキドキ大満足でした。

◆オマージュ
前述の通り、サリーの台詞の中には「インディ・ジョーンズ」シリーズを彷彿とさせるものがあったり、劇中でも「パイレーツ・オブ・カリビアン」にあえて触れる(笑)シーンもあった。もっと言えば、海賊船の登場シーンは完全に「グーニーズ」だし、トム・ホランドがスパイダーマンのようなポーズを取っているシーンもいくつもあった。見て見ぬふりではなく、あえてオマージュレベルまでもっていく本作のスタンスがいい。

引用元
https://eiga.com/movie/95975/
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/アンチャーテッド_(映画)
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