ラーチャえだまめ

アンチャーテッドのラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

アンチャーテッド(2022年製作の映画)
3.5
『“プレイする「映画」”を「映画化」する必要の是非』




【アンチャーテッド】!!!はいデマシタ「クラッシュバンディクー」「ジャック&ダクスター」シリーズでお馴染みアメリカのノーティードッグ社の大ヒットアクションアドベンチャーゲーム「アンチャーテッド」!!!これまで4作(+クロエのスピンオフ)シリーズ化されたプレステ愛好家にはいまだ不動の人気を誇ると言っても過言ではない、いやー私もプレイ済みですよ「3」だけは友達からやらなくていいって言われたからやってないですけどねッ!!「3」だけh…


いやー今作はネイトの兄貴を探す旅だとか原作をかじってる部分もありますが、おおよそは“オリジナルストーリー”であり、そして「こんなに若いネイトはおかしいだろ」と叫ぶ原作プレイヤーを黙らせる衝撃のカミングアウト、これを言われたら黙認せざるをえません




今回はネイトの“過去編”です




目を細めてトムホを見て御覧なさい、“ネイトの面影”が?確かにチラリズムしているではないか_!?確かにシリーズ4作目でネイトの幼少期ってこんな顔じゃなかった??要は「トムホが老けたらネイトにそっくり」問題の間違いだったのです!?今作はそれを見込んで?ハリソン・フォードも度肝を抜く「長編シリーズ化」するという“前提”で?早めのオファー……キャスティングをしたと考えれば、これはものすごく自然なことに思えてしまうのです!!おまけにMCUで鍛え上げられた脱いだらバリ筋肉ムキムキでゲームさながらヌルっと動く大胆不敵なアクションまで出来てしまうわけですからねー。これはトムホで……正解!!


そしてウォールバーグ演じるサリーも、今回は主演交代の代わりにダサいヒゲはつけなくてもいいよ、と偉い人に言われたのかもしれない??演技も金ピカなものに強欲という部分を除けば“割とフツーのウォールバーグ”という原作にあったおとぼけおじさんのイメージとはかけ離れた実に可愛げのない性格に激変。しかしそれもまた原作にあった“昔は凄腕のトレジャーハンターだった”つまりは筋肉バキバキのツワモノだった……と拡大解釈できはしないだろうか!?そう見れば今回登場するサリーも?まぁこんな感じなんだろうか……と思えなくはない??


当然“過去編”なので未来の嫁さんエレナ・フィッシャーとの出会いも描かれず、失踪した兄サミュエル・ドレイクこと“サム”もその存在こそほのめかすも登場することはありません。つまり相棒サリーとのはじめての出会い、初めてガンベルトをつけた瞬間、初めてのトレジャーハンティング、そして何と言っても“冒険家ネイトのはじめての冒険”、これを描いている!!だから“違和感”があって当然でしょう!?という話です


ただ個人的に、“平均以上の何か”がある映画ではなかったかな、というのが率直な感想です。「古代遺跡を巡るアクションアドベンチャー」ものとして?ゲームの世界では「トゥームレイダー」シリーズが1本、あとは……パッと名前の出てくるゲームありましたっけ?ゲーム市場ではあとはこの「アンチャーテッド」シリーズくらいなんですよね。だからメチャクチャヒットした。ただこれが映画市場だとどうでしょうか?「インディジョーンズ」シリーズにはじまり「グーニーズ」「ナショナルトレジャー」「ハムナプトラ」……すでに沢山あるではありませんか!?「トゥームレイダー」だって既にリヴート版含めて3作も映画化されているわけで。そして今回新たに今作が加わった、けど「真新しい」ものがもう残ってないんですよね。Cノーランならホントにヘリで釣り上げそうな“空飛ぶ海賊船”みたいなド派手さも、その中にジャックスパロウが混じってても気づかないどこか既視感アリストテレスというか……



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