床ずれ

白日夢の床ずれのレビュー・感想・評価

白日夢(1964年製作の映画)
4.5
性的にも、演出の技巧的にも、素晴らしくド変態。谷崎の文学が文体や形式の次元ですでに変態であるのと同様に、この映画もまた形式や細部に光る変態性が見事。不気味に哄笑する猿や、ガラスにへばりついた蛾、口から溢れ出る涎、マネキンのような女体、あらゆる細部が官能的な煌めきを放って私の網膜をくすぐりに来る。
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