ゆんぶりっく

タイム・ダイレイション-死のベッド-のゆんぶりっくのレビュー・感想・評価

3.8
そのベッドに乗ったら最後…ベッドに呪い殺されてしまう…という本作。
それだけだと唯の一発ネタホラーですが本作はそれだけでは終わらない秀作!
呪いでベッドから降りられなくなったヒロインが携帯で助けを求めると繋がった先はなんと、ヒロインらが全滅した後に事件を捜査していた未来の刑事だった!
という一捻りがあるのが良い!

良くある大したことないホラーかと思いきや「時間」をテーマにしたミステリー&サスペンス展開になっていくんですねぇ!
そら配給会社もSFチックなパッケージと邦題にするわけですわ。

過去の時間軸ではヒロインらがベッドの呪いで凄惨に殺されていくホラー展開が楽しめます。
ちなみに本作の呪いは映画「オキュラス」同様に幻覚で攻撃してくるタイプで、どうにかしてベッドから降りるように仕向けてくるのが厄介!

未来の時間軸ではヒロインらを何とかして助けられないか刑事が奔走するサスペンス展開が楽しめるという、観ていて飽きが来ないようしっかり脚本が練られている匠な一本でした。

基本はオカルトなんですが「なぜ未来に電話やメールが繋がったのか」の謎もしっかり回収されるのでミステリー好きが見ても問題ない…かな?流石にそれは言い過ぎでしょうか…笑

個人的には幻覚の中で見えた天井に張り付いている化け物が特に好きで、あの気持ち悪い見た目を見れただけでスコアアップです!
あと、廊下にいた貞子みたいなやつも好きかも!
幻覚の中で女がエロく誘ってくるシーンをスローで撮りまくったり、ヒロインらが全身に血飛沫シャワーを浴びるところもスローでずーと撮ってたりこの監督…やるな!?
ゆんぶりっく

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