YellTao

ブラッディ・ツインのYellTaoのレビュー・感想・評価

ブラッディ・ツイン(2016年製作の映画)
3.5
女子にはいろんな色した心模様があるのです。
そんな女子好みなネオンカラーのブルー&ピンク、ほんのちょっとイエローで彩るスタイリッシュな(?)ボディーホラー。

品行方正に努めてきた23歳のヘレンは事故をきっかけに幻聴や幻覚,ブラックアウトの症状に悩まされてしまう。

「私にもこんな一面があるんだ」という内面から沸き出る大人の情熱が、自分の出生や幼少期の環境,思春期の経験によってトラウマやタブーになってしまう… そんなネガティヴな性的感情や不安,嫉妬心がコントロール不能に陥る構図が好み。

前半のスリラー仕立てから、中盤の悪魔的なオカルト→ちょいグロ変態系へのテンポ配分も良い。親友モリーも含めてとても哀しい女性の物語だったなぁ。
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