千年女優

アイ・アム・ナンバー4の千年女優のレビュー・感想・評価

アイ・アム・ナンバー4(2011年製作の映画)
3.0
米国各地を転々とする男子高生で、正体は敵対的異星人モガドリアンに滅ぼされたロリアン星の生き残り九人の内の一人ジョン・スミス 。既に三人の仲間が追っ手に殺されて次はナンバー4である自分の番と身を潜める彼が、学園生活を送る中で少しずつ人間離れした超能力を開花してまだ見ぬ敵との戦いに備える様を描いたSFアクションです。

ニューヨーク・タイムズのヤングアダルト部門で七週連続で一位になったピタカス・ロアのベストセラー小説の権利を買ったドリームワークスがTVで『ヤング・スーパーマン』を手掛けたD・J・カルーソーの監督で映画化した作品で、1.5億ドルに迫る興行収入を記録するも当初の大き過ぎる期待に応えられずにフランチャイズ化は断念されました。

基本設定はスーパーマンでも高校生が主役で、お決まりのスクールラブがあり、異星人がなぜか地球の若者文化をけなしてくる所に良くも悪くもYA味があります。宇宙人は地球人と違って生涯一人しか愛さないという全宇宙からひんしゅくを買いそうな宣言を始め青臭さは否めないですが、漫画的な定番の展開を派手な映像で楽しめる一作です。
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