ゆき

君の膵臓をたべたいのゆきのレビュー・感想・評価

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)
4.1
必然でも運命でもなく、自分で選んだ今。

膵臓の病を抱えた【君】。人とは関わらずいたい【僕】。君の秘密を知った僕が一緒に過ごした時間と時を経て、伝わる君の想いを描く一作。

原作未読。
青年漫画のヒロインを絵に描いたような小悪魔女子と周囲と打ち解けない青年が過ごす時間なんて話が読めるよなぁ、と甘んじてました。泣いて泣いて、泣いてしまった。作り込んだ感満載の天真爛漫さにも違和感なく泣いてしまった。
何より愛情はあんなに溢れているのに、変な恋煩いも色恋沙汰も無いのが「純朴さ」を引き立ててくれていて、よかった。

言葉の一つ一つがぐっとくるし、仲良しくんの人間味がどんどん引き出される感じ。そして予想外の展開。男女問わずぐっとくるところはあるかと。
ぜひ、一度見て欲しい一作です。
ゆき

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