ぐるぐる映畫

君の膵臓をたべたいのぐるぐる映畫のレビュー・感想・評価

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)
3.2
小説は未読。

全体的に台詞や演出などが実写にもかかわらず何故かアニメ的なのがどうも引っかかりました。
これ実写でやる意味あるのかな?という疑問が多少ノイズにはなったのですが、主演の浜辺美波がまるでアニメから出てきたような女の子。

彼女の魅力的なキャラクターのおかげで、アニメ的な台詞や演出に説得力が出ており映画を成立させていた。
逆に、この子がいなかったらこの映画は成立しないものになっていたのでは?と思います。

ラストの視点が変わる展開では、彼女がそれまで見せてきたキャラクターとのギャップがありここにはグッとくるものがありました。

このように確かに、心を掴まれるシーンはあったはあったのですが…

生と死というものを描いている作品なのに(そんな深いテーマを含んでる訳では無いとは思うのですが)アニメ的な、あまりにも人間というものの温度を感じない違和感のある台詞や演出に個人的にはどうも納得がいきませんでした。

何故、実写でアニメ的なアプローチをするんですかね?
別にアニメが悪い訳では無いのですが、最近アニメ的なもの多すぎやしません?