kuzira

君の膵臓をたべたいのkuziraのレビュー・感想・評価

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)
4.4
この作品の言葉たちはずっとイケズで
フワフワ宙を舞っては踊って、
不確信な明日を漂わせては、とても希望的で
ずっと摑まえようとも、掴まえられない


言葉に頼るのは、運に頼るのはやっぱりイケズで

自分の選択として、君の選択として。
その人生の無限に存在する選択によって
私達が重なり合っただけなのだとしたら

やっぱりそれは運命的で奇跡的だと言っても良いのでしょうか

人として生きることへの君からの真実が
この世界の真実になる事を祈っています


人はいつか必ず死ぬんだからさ、
人はいつか必ず死ぬんだけどさ、
きっとそれは逃げも隠れもできないから

せめて私の限りのある命は
大切な人の中で生き続けたいと
大切な時間の中で漂い続けたいと

君はやっぱり嫌がるかもしれないけれど
君の中で生き続けたいと


明日の価値は君も私も変わらない
未来の持ち合わせは少し足りないけれど
自分の価値は君も私も測りきれないんだよ
kuzira

kuzira