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君の膵臓をたべたいのnaaakoのレビュー・感想・評価

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)
3.2
言葉がすごく良い
考えさせられる
人生、生きるとは。

女の子の人生だけにスポット当てると残酷だから、ストーリーとしては微妙だけど、全体感みると良い。

名言が心に沁みる

「私たちは皆、自分で選んでここに来たの。偶然じゃない。運命なんかでもない。君が今まで選んできた選択と、私が今までしてきた選択が私たちを会わせたの。私たちは自分の意思で出会ったんだよ」

「僕は思った。僕は君と出会うために生きてきたって。」

「一日の価値は全部一緒なんだから、何をしたかの差なんかで、私の今日の価値は変わらない。私は今日、楽しかったよ。」

「生きるってのはね、きっと誰かと心を通わせること。そのものを指して、生きるって呼ぶんだよ。誰かを認める、誰かを好きになる、誰かを嫌いになる、誰かと一緒にいて楽しい、誰かと一緒にいたら鬱陶しい、誰かと手を繋ぐ、誰かとハグをする、誰かとすれ違う。それが、生きる。自分たった一人じゃ、自分がいるってわからない。誰かを好きなのに、誰かを嫌いな私、誰かと一緒にいて楽しいのに誰かと一緒にいて鬱陶しいと思う私、そういう人と私の関係が、他の人じゃない、私が生きてるってことだと思う。私の心があるのは、皆がいるから、私の体があるのは、皆が触ってくれるから。そうして形成された私は、今、生きてる。まだ、ここに生きてる。だから人が生きてることには意味があるんだよ。自分で選んで、君も私も、今ここで生きてるみたいに。」by山内桜良

「気づく。全ての人間が、いつか死ぬようになんて見えないってことに。僕も、犯人に殺された人も、彼女も、昨日生きていた。死ぬ素振りなんて見せずに生きていた。そうか、それが、誰の今日の価値も同じということなのかもしれない。」by僕 

生きる=誰かと心を通わせること
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