星空文乃ぶんぶん

君の膵臓をたべたいの星空文乃ぶんぶんのレビュー・感想・評価

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)
4.1
久々に泣いた。
余命が宣告されて、いつ死んでもおかしくない状況の桜良と、クラスメートの中でも目立たない存在の「僕」の話。
死ぬまでにやりたいことリスト書いて実行する。
死ぬということを恐れていながらも周りには気丈に振るまい、大切な人の前では少しつよがって見せたり、生きているこの瞬間を大事にしようとか、笑顔でいようとかほんとに見習いたいと思ったし、「泣きたい時にはいっぱい泣いていいんだよ」って声をかけてあげたくなった。
人はいずれは皆死ぬ。
桜良は余命が僅かで近い将来に死ぬことを感じている。
けど、桜良は病気とは無関係に通り魔に刺されて死ぬ。
どんな状況の人でも、明日生きられるという保証はないんだなぁと感じた。
ついさっきまで話していた人が。
ついさっきまでメールしていた相手が。
伝えたい何かを伝えられないままに急にいなくなって、死んでしまって…言葉にならない。
図書室でのやり取りも振り返ると身に染みる。
全体的に素晴らしい作品だと思えたし、感動して涙しましたが、一つ言うなら、桜良と(親友の)恭子の仲良しエピソードが薄く感じたのが少し残念でした。