黒羊

君の膵臓をたべたいの黒羊のレビュー・感想・評価

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)
3.8
「君の膵臓をたべたい」

あれは漫画「タッチ」からだろうか。

主要人物がとある理由で別れ、残された人々の心情を描いた作品に触れたのは。

「世界の中心で愛をさけぶ」の映画でもドラマでも、特に小説では物語を知らずに本を渡され、仕事帰りの電車の中で絶賛大号泣してたらまわりの人に絶賛キモがられた事を思い出しました。
そりゃ隣に座ってる人がいきなり涙と鼻水フルバーストしだしたら席立つよね!
綾瀬はるかと山田孝之のドラマ版が好きやったなぁ〜

このような物語のテンプレ(と言ってしまうのは不躾だが)は見事に押さえていて、原作小説は読んではいないが、ヒロインのキャラクターや、語り手である相手役の純粋な男子高校生、狂言回しのヒロインの友人など、残酷な世界をバランス良く、色鮮やかに映し出す事に成功している。

ヒロインが主人公男子と生きた時間を描くのも重要だが、自分が感じた点としては、自分自身が今まで生きてきた時間の中で、何人かの人が亡くなり、その人の家族や、自分の心情を鑑みた時に、あまりにも現実世界と違う表現・世界が映画の中にあったとしたらダメなのだが…まぁ、満点ではないが、その点はそこそこ描かれていたのかなと思う。

主人公の職業の理由、弟の意志を継いでピッチャーになり甲子園で優勝…いいじゃないですか!
日頃、(変態)紳士の仮面を被っているおっさんですが、涙と鼻水でティッシュ使いまくりました。最後まで一気に読み…ぃゃ観ました!(サンプリングフロム柴咲コウ)

ただ。この物語の場所がよく分からなかった。登場人物が誰も方言を使わないし、福岡と北海道が遠い場所にあるという事だけ。
あとやっぱり「肝吸い」は全く出て来なかった。うなぎの肝吸い美味しいよ?