人は 成長するにしたがって感受性を損失していくものだと痛感させられた。
何が悲しいかと言うと、この映画を見て泣けない自分に憐れみに近い感情を抱いた。
撮影はカット割の早いTVドラマの撮り方程度だが、脚本のセリフは逸品。言い回しがとても丁寧で美しい。まるで言葉の宝石箱。
この作品を鑑賞するにあたって、正しい姿勢があるとするのなら、大人のする上から目線で望まないことだ。
それでは何も解けない、分からない。
GlimSpankyの歌に、大人になったらわかるのかい? という歌詞がある。
大人になったら忘れてしまうんです。
君たちのときめきを。きらめきを。