原作未読。最後こそちょろっと感動したけれど、思ったほどの感動はありませんでした。泣けるという事前情報に身構えてしまったのかもしれません。特に現代パートの出来が良くないように感じます。
北川景子は泣きの演技がいつまでたっても上手くならないですね。顔が整い過ぎていると表情を崩すのが難しいんでしょうか?小栗旬もぬぼっとしていて何だか別人みたい。今作ではおばたのお兄さんぽかった。
膵臓を食べたい理由が早めに明らかになるのも勿体ない気がしました。また、浜辺美波演じるヒロインのキャラクターも現実感が薄くアニメ的に感じてしまった。男子中学生が女子に抱く幻想を具現化したみたいなヒロインです。
それでもこの手の映画の肝となる若手陣のキャスティング自体は悪くなかったと思います。特に浜辺美波、北村匠海の二人は初々しく好感の持てる演技。この作品以降売れていったのも納得です。ミスチルの主題歌も良かった。