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LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門のIdeonのレビュー・感想・評価

3.8
謎の大富豪の指令で、日本に現れたバミューダの亡霊と呼ばれる殺し屋ホーク。カジノ船であら稼ぎをしている暴力団を船ごと抹殺しようとするが、用心棒として雇われていた五ヱ門が立ちはだかる。五ヱ門の斬鉄剣とホークのトマホークが火花を散らす。そして、ホークの圧倒的なパワーの前に五ヱ門は屈してしまう。失意の五ヱ門は、ホークを倒すべく新たな感覚を目覚めさせようとするが……というお話。
前作、次元大介の墓標が見事な出来映えだったのに比べると、ほんの少しだが完成度は劣ると思う。とはいえ、ハードボイルドなストーリー展開、クールなキャラクターデザイン、緻密な作画は相変わらずで、映画館の大画面で見るに十分値する作品だ。レギュラーの登場人物が魅力的なのはもちろん、暴力団の凶悪な風体の人物まで、一切、いいかげんなデザインがないのが素晴らしい。
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