ノエルとリアムの兄弟喧嘩は子供の頃からずっとあったのねー。
あとやはりoasisのキーパーソンはノエルだった。
リアムの声やビジュアルが醸し出すカリスマ性は確かにすごいけど、屈指のメロディーメイカー&ギタリストのノエルの前には霞んでしまう。
そしてふつーに歌えてしまうんだからね。
このドキュメンタリーは結成前からDefinitely Maybeを経て、morning gloryまでの活動記録。
oasisの奇跡は、morning glory までで、そこから後は蛇足、ということもヒシヒシ感じてしまう。
4枚目以降の失速は、ノエル自身の輝きが少しずつ失われていったことに起因しているのかもしれない。
貴重なライブ映像やオフショットはいいんだけど、それ以外のコラージュした映像はいらないなー。
もう少しコンパクトにして、上映時間短かったらもっと気軽に見れるのになー。
ドキュメンタリー映画としては退屈なところも多く、よっぽどoasisに心酔していないと辛い。
父親との確執、リアムの素行の悪さ、ノエルのマジメさ、そこをヒシヒシと感じれたのは、兄弟の仲の悪さを裏づけるものであり、納得もいったので見て良かった。
また日本への初来日の映像もあって、そこは面白かったなー。
あのおねーちゃんたちはどこから来たのか?ww
oasisだけでなく、他の海外アーティストは、日本のオーディエンスはクレイジーだと言っている人多いのだけど、こんな小さな島国で、自分たちの事を知っていて熱狂する姿に、単純に驚き嬉しいんだなーってのも感じられ、長年の疑問に合点がいった。
今年サマソニに行って、ノエルを生で見て、ライブを体感したけど、登場した瞬間のあのオーラは尋常じゃない。
正にロックスターである。
惹き込まれた。
ノエルはソロになって、自由に確執もなく人間関係に悩むこともなく、伸び伸びとやっているのかな?
楽曲の素晴らしさは、この映画で取り上げられる初期楽曲群にひけを取らない輝きがある。
サービス精神にも溢れ、圧倒的なパフォーマンスだった。
それを見てたからこそ、ノエルやリアムが辿っていった歴史を知ることができる本作は貴重(さっきも書いたけどあんま面白くはない)。
この映画を踏まえて、この若さとエネルギーで作られたoasisの曲を改めて聴くと、本当にとんでもないバンドだ。
最高にカッコいい。
Spotifyでプレイリスト作って聴いてるけど、今でも新鮮。何回聴いても飽きない。
普遍的であり、輝きを失わないロックンロールは、2018年の今でも度肝を抜かす。
oasis聴いたことない人はぜひ聴いてみてほしい。
この映画で少しでもoasisの曲を知ってもらえるキッカケになるといいなー。
でもこれ観る人は、oasisがそもそも好きな人だけかー(^-^;